c,粗さ計測

装置 ミットヨSURFTEST SV−400
 

◎特徴

 スケールサンプリングの採用により、くり返し測定でのデータ再現性に優れています。コンパクトサイズである。
 構造、測定の仕方参考資料に添付する。
 

◎サンプル

 滑走面は、ヤスリの目を粗いものから50番、180番、240番、500番、1000番、1500番の順に入れていく。そのため常にヤスリの粗い目が残っている。平均的には10μmの探さで、500μm幅の傷がで入っている。
 

・50番

 傷の高低差は最大で60μmである。ワックスを塗ったものとの差は、山の頭が滑らかになる。問題としては、紙やすりの傷なので均等に入っていないことである。もう少しサンプル数を増やして平均を取るか。傷を入れるに当たって精度をあげることである。
 

・100番

 ワックスを塗ることで高低差15μm、幅500μm、塗らないものは高低差20μm、幅1000μmでワックスを塗ることで、山や谷の細かい傷をうめ、滑らかな傷に変わる。
 

・180番

 50番で削り出していった時の傷が残っているようである。そこを無視して考える。ワックスの塗ってあるものは、傷の高低差が4μm、幅が100μmである。塗っていないものは、高低差8μm、幅が100μmである。
 

・240番

 ワックスの塗ってあるものは、傷の高低差が8μm、幅が50μmである。塗っていないものは、高低差8μm、幅が100μmである。
 

・500、1000、1500番

 このオーダーは変化は観測できない。みな同じで高低差は2μm、幅は5μmである。傷の変化がワックスの変化か?
 

◎まとめ

 一番問題なのは、削り出す際の粗い目の傷が残ってしまっていることが接触角の計測に関与してくると考えられるので、平滑面を出す作業をもっと考えなくてはいけない。またスクレーパーの傷もそのままワックスに反映されると考えられる。



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